ワインの瓶詰めの前の楽しみは?

昨年9月に収穫した甲州葡萄が瓶詰めの時期を迎えました。

 

今年は長雨やひょうの影響で、多くの葡萄栽培農家が被害に悩まされたようです。

 

前田龍珠園では畑に行く度に、先の細いハサミを使い、隣の粒を傷つけないように、影響を受けた粒を丁寧に一粒ずつ落としました。

 

その甲斐あって、房自体は小さくなりましたが、美味しいひと房が出来上がりました。

 

そんな想いのこもった葡萄ですから、どんなワインに仕上がっているのか、楽しみでなりません。

 

瓶詰め前のワイナリーを訪問し、テイスティングした上で、レシピを考えるのは最高の楽しみです!

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1000平米の小さな畑の葡萄で、2種類のワインを作っているのですが、

 

先ずはノーマル醸造法アヤモノポールテイスティング

 

上品な香りと濃さに驚きました!

 

そして、皮と果汁を1日つけこんで、皮の複雑な渋みや酸味を果汁に浸透させたアヤマセラシオンペリキューレをテイスティング

 

濃く深い味わいでした。この複雑味を残すように、こちらは無濾過で仕上げる事に決めました。

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同じ甲州葡萄でも、畑や栽培者ごとに違う味となり、ワインも決して同じ物はない!

 

前田龍珠園は今年も良いワインが出来ています。