アヤマセラシオンペリキューレはどうやって造るのか
まずこちらが、ワインになる前のアヤマセラシオンペリキューレ、搾汁当日の果汁です。
今年も綺麗なシャンパンゴールドになりそうな濃厚なオレンジ色
どうやってこちらの果汁を搾ったのか、ぜひご覧ください。
真っ赤に完熟した甲州葡萄を選果して、良い葡萄だけを日陰で干します。葡萄の体積が減り、味が濃厚になっていきます。
2日後にワイナリーに持込み、破砕機に入れます。
ここで、果梗(軸部分)だけが取り除かれます。
残った皮・種・果汁をタンクの中で一日醸します。
果汁には皮や種からの特別な香りや旨味がたっぷりと浸透します。
そして翌日、いよいよ搾汁
手作業で搾汁機に
こうして、丁寧にアヤマセラシオンペリキューレは造られています。
この日1日だけしか味わえない果汁は格別な味がします。
古樹甲州の収穫
9月の終わりに収穫をしました!
1年にたった1度だけの楽しみです。
今年も長雨で、梅雨の時期から悩まされましたが、前田龍珠園では毎日のように葡萄園を廻り、丁寧に一粒一粒ハサミを入れて管理してきました。
そんな大切な葡萄、今年も仲間達が集まってくれて、丁寧に収穫して、じっくりと選果してくれました。
例年と違うのはコロナ対策。
全員が同じ方を向いて選果作業をするなど色々と注意を払いました。
一房の粒が少量になってしまう物もありましたが、美味しい葡萄だけを残すことは、前田龍珠園の美味しいワインへのこだわりです。
葡萄の色は濃い紫色に。
収穫後の畑は仕事が一段落したかの様な落ち着いた様子です。
さあ、この後は醸造です。
今年の葡萄も色濃く、琥珀色のワインが出来そうな予感がしています。
古樹
いつも農作業の時には、怪我予防のために必ず長袖を着ます。
今日は薄手のブラウス、帽子、長靴にマスクを付けて畑へと向かいました。
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畑では、生まれたばかりの透けるような薄い葡萄の葉がそよそよと風に揺れています。
先日芽を出した古樹たちも、しっかりと葉を付けています。
良かったー
古くなり割れてカサカサになった、ささくれた幹からも若々しいしなやかなツルや葉が
幼い頃に存分に遊んだ、家族との楽しい思い出がいっぱいある大好きな場所で、ずっと活きている葡萄の木たち
元気でいてくれてありがとう!
美味しいワインのために!
3月に入ってからは気持ちの良い天候が続き農作業もはかどりました。
2月の剪定が終わり、あちこちに散らばってしまったツルを集めました。
集めたツルなどで山盛りになりました。
チッパーを使って、粉々に。
葡萄の枝チップを畑中に撒き、フカフカな土を作りました。
次に葡萄の幹や、太いツルの皮むき作業です。
皮の下にはカイガラムシなどが休眠している事があるからです。
発見し次第、手作業でこすり落とします。
100円ショップでも買えるこちらの手袋が便利です。
その次は、前年の葡萄が残した巻きひげ取りです。
こんな小さな古ツルなのに、細菌の温床だそうです。
ニッパーを使い、一つ一つ丁寧に除去すると葡萄棚越の空が青くてとてもキレイで、少し見とれてしまいました。
ひとつひとつの農作業は時間が掛かりますが、やった分だけワインが美味しくなる大切な仕事です。
畑のあちらこちらに水滴の跡が。
剪定した切り口から、ポタリポタリと大粒の水滴が落ちていました。
3月中旬にこんな風でしたから、今年の開花は早そうですね。
葡萄の剪定
葡萄の木は、寒い冬の間は静かにジッとしています。
ツルも硬く、動かすと折れてしまうほど。
今は収穫の時に繁っていた葉っぱが落ち、そんなツルだけが残っています。
畑に立って空を見上げると、ツルの間から綺麗な青空が広がっています。
勝沼は今日も快晴です。
やる気満々!さあ剪定!
夫とそれぞれ担当する木を決めて、作業開始です。
「芽が出て来たらこの方向に伸びるから」とか「こちらのツルは樹勢が強いから」など、頭を悩ませながらも大胆にカットしていきます。
いつも農作業をしているとモズが近くまでやって来ます。
モズに話しかけては癒されて、また剪定を続けます。
遠くで、夫に呼ばれたような
なんと夫もモズと話をしていました。
穏やかな1日です。